永久脱毛の知識

1、永久脱毛の定義

永久脱毛がムダ毛をなくせる唯一の方法。
「永久」と聞くと、脱毛を行えば今後永久的に毛が生えてこなくなると感じますよね。

実際の永久定義は、「永久的に毛が生えてこない」とは異なる意味なのです。

これからメンズ脱毛を体験していきたい男性は、永久脱毛についてよく理解しておくことが大切です。
なぜなら、一般的に永久脱毛と呼ばれている脱毛は、永久的にヒゲや体毛が生えてこなくなるという意味とは少し異なりイメージとのギャップが生まれるからです。

永久脱毛を行えば、永久的に毛が生えてこなくなるわけではないのですが、お悩みの青ヒゲも体毛もスッキリと解消できます。

永久脱毛とは、どういった意味なのか詳しく解説していきますね。

永久脱毛の定義

永久脱毛に関しては、「米国電気脱毛協会(American Electrology Association)」という機関が定義付けをしています。

米国電気脱毛協会(AEA)では、〝脱毛施術1ヶ月後の毛再生率が20%以下の状態〟であれば永久脱毛であると定義しています。


要するに、
・永久脱毛と呼ばれていたとしても毛が全て消滅する訳ではない。
・しかし、毛再生率が低いため減毛することができる。
これが永久脱毛です。

その永久脱毛を、回数と期間をかけて繰り返し行うことで、毛の再生量が徐々に減っていき、ムダ毛が少なく薄く目立たなくなります。
そして、青ヒゲや濃い体毛のお悩みがスッキリ解決されます。

永久脱毛を始める前に、このような正しい認識を持っておくことが大切です。

永久脱毛を定義しているのは米国電気脱毛協会(AEA)

一般的に医療機関でないメンズ脱毛サロンは、誤解を招かないためにも永久脱毛という言葉をあまり使用していません。
ですが、電気(ニードル)脱毛を行っているメンズ脱毛サロンは、永久脱毛という言葉を使用することがあります。

それは、永久脱毛を定義している米国電気脱毛協会(AEA)が、電気(ニードル)脱毛の機関だからなのかもしれません。

脱毛方法は3種類
・電気(ニードル)脱毛 ←米国電気脱毛協会はこの方法
・レーザー脱毛
・光(フラッシュ)脱毛
クリニックでは全て扱えて、エステサロンでは電気と光脱毛の2種類が扱える。

永久脱毛は医療行為じゃないの?
という疑問がある人もいると思います。

医療機関のクリニックが永久脱毛は医療行為だからエステサロンでは脱毛ができないと発信しているケースもあるので気になりますよね。
簡単に解説すると、「医療の脱毛機を扱っていいのは医療機関だけで、美容の脱毛機はエステサロンでも扱える」ということです。

脱毛全てが医療行為ならエステサロンの脱毛自体が世の中に存在しませんよね。
永久脱毛の定義とは切り分けて考えてると理解できます。

美容と医療の業界でそれぞれの立場から脱毛の位置付けについて述べられているサイトも参考にしてみてください。

▶︎ 一般社団法人 日本スキン・エステティック協会

▶︎ 一般社団法人 日本形成外科学会

永久脱毛で満足の結果を出すためには?

永久的に毛が無くなる訳ではないのであれば、永久脱毛を受けても「また生えてくる可能性が心配」という男性もいらっしゃると思いますが、ご安心ください。

実際には永久脱毛を受けて「濃いヒゲが薄くなり全くシェービングをしていない人」「ボーボーだったスネ毛がツルツルになった人」など、勇気を出して脱毛を始めたことで、ムダ毛のお悩みが解決した男性が沢山います。

脱毛の効果は、メンズ脱毛サロン・クリニックによって様々です。
永久脱毛で満足の結果を得るために最も重要なことは、「結果の出るメンズ脱毛サロン・クリニックを選ぶ」ということです。

大事なのでもう一度。
良い結果を得る為には、脱毛サロン・クリニック選びが大変重要です。

男性特有のヒゲ・体毛に特化した、効果の高い永久脱毛を行えば、その結果に満足することができます。


※当サイトでは、”米国電気脱毛協会(AEA)の永久脱毛の定義”を元に「永久脱毛という言葉」を用いています。

2、脱毛サロンとクリニックの違い

脱毛サロンはエステサロン、クリニックは医療機関です。

クリニックは医療機関ですので医師が常駐しており、医療機器(レーザー脱毛)を扱うことができます。
またクリニックでは、レーザー脱毛でお肌にトラブルが起きた場合、抗炎症の薬を処方することができます。
クリニックは、「医療機器を扱える」「薬を処方できる」等、できる範囲が広いのが特徴です。

脱毛サロンは医療機関ではないので、クリニックよりも気軽に通えるのが特徴です。
「サービス面が充実」していたり、「脱毛専門の技術者が施術」を行うため安心です。

要するに、脱毛サロンとクリニックの違いは、医療機関かそうでないかという点です。

その他、効果面・痛み・料金・回数などは、脱毛サロンとクリニック比較でどちらが優れているという訳ではなく、その店舗や医院よって違うというのが本当のところです。

このサイトでは、効果・痛み・料金・サービス面・メンズ脱毛実績等の総合ポイントでランキングをつけています。
ぜひ、脱毛サロン・クリニック選びの参考にしてください。

3、脱毛の種類

脱毛には、大きく分けると3つの種類があります。
その3種類は『ニードル(電気)脱毛』『レーザー脱毛』『フラッシュ(光)脱毛』と呼ばれる方法です。

どの脱毛方法が最も優れているというものはなく、それぞれの脱毛方法で特徴があります。
また、効果面や痛み等は、扱う脱毛機の違いが影響します。

それぞれの脱毛方法について、解説していきます。

ニードル(電気)脱毛

針を毛穴に挿入し、電流を流して一本一本脱毛する方法です。
レーザー脱毛やフラッシュ(光)脱毛は毛のメラニンに反応させる方法ですので、黒い毛だけに効果があり、白髪に効果を出すことはできません。
その点、ニードル(電気)脱毛は白髪や色素の薄い産毛など、どのような毛に対しても効果を出すことができます。

特徴
1本1本確実な脱毛ができる
白髪や産毛も脱毛できる
半永久的な効果が高い

レーザー脱毛

脱毛に有効な波長のレーザーを肌に照射して脱毛をしていく方法です
黒い毛(メラニン)に反応するレーザーで毛の細胞に熱を与えて処理をしていきます。
一般的に脱毛に使用されているのは、アレキサンドライトレーザー・ダイオードレーザー・ヤグレーザと呼ばれる3種類です。
それぞれのレーザーで異なる波長域の光が出るようになっており、その毛質に得意なレーザーを使い分けると脱毛効果を上げやすいです。

特徴
脱毛効果が高く、比較的少ない回数で効果が出る
痛みが強く、脱毛後に赤みが出やすい
医療機関で行うため、麻酔が使えたり抗炎症の薬を出してもらえる

フラッシュ(光)脱毛

脱毛に有効な波長の光を肌に当てて脱毛をしていく方法です。
黒い毛(メラニン)に反応する光で毛の細胞に熱を与えて処理をしていきます。
フラッシュ脱毛とレーザー脱毛の違いは光の波長域です。
レーザー脱毛は脱毛に有効な光の波長が単一、それに対してフラッシュ脱毛は複数の波長域で光が出ます。
ですので、太い毛や細い毛など、全身の様々な毛質に対して効果的です。
また、広範囲の脱毛を短時間で行えて痛みも少ないので、脱毛が初めての男性でもスタートしやすい方法です。
また、近年ではフラッシュ脱毛を導入する医療機関も増えてきています。

特徴
広範囲を短時間で脱毛することができる
お肌に優しく、痛みが少ない
脱毛効果・脱毛範囲に対しての費用が安い

その他の脱毛方法

3種類の脱毛の他にも、家庭用脱毛機での脱毛やブラジリアンワックス脱毛は、“脱毛”という名前がついています。
また、ムダ毛を処理する方法として、除毛クリーム・抑毛ローション・カミソリ・毛抜き等があります。

これらの処理方法は、永久脱毛の定義に当てはまりません。

永久脱毛の定義に当てはめることが可能なのは、ニードル脱毛・レーザー脱毛・フラッシュ脱毛の3種類だけです。

4、毛周期(ヘアーサイクル)について

メンズ脱毛でムダ毛をスッキリとさせるには、脱毛回数がかかります。
脱毛には回数がかかる理由には、毛周期(ヘアーサイクル)と呼ばれるものが関わっています。

毛周期(ヘアーサイクル)について説明していきます。

毛周期というのは、毛の生え変わりのサイクルのことです。
1本の毛は一生成長し続けるわけではなく、一定の期間成長してから抜け落ちていきます。
そして、また新しい毛が生えてくることを繰り返しています。

毛周期は3つの段階に分かれています。

 成長期
毛母細胞に栄養が送られ細胞分裂を繰り返し、毛がどんどん伸びて成長していきます。
 退行期
一定期間毛が成長すると、毛母細胞の分裂がとまり栄養が送られなくなります。
毛は徐々に表皮に移動していき自然に抜け落ちます。
 休止期
退行期で毛が抜け落ちた後、毛根は休眠する期間があります。
休眠する期間のことを休止期と呼び、その後また成長期に移行します。

全ての毛の中で、皮膚の表面に出ている毛はほんの一部で、残りの毛は皮膚の中で成長初期であったり休止していたりします。
脱毛は皮膚の表面に出ている毛に対してアプローチすることができるので、一回の脱毛で効果が出せるのは全ての毛に対して一部です。
ですので、脱毛は1回で完了するものではなく、回数がかかります。

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【関連リンク】

> 日本医学脱毛学会

> 一般社団法人日本エステティック振興協議会

> 一般社団法人日本スキン・エステティック協会(JSA)